《ワークショップ》農業イノベーションの適用と事例

アフガニスタンの研修生に「農業イノベーションの適用と事例」というテーマで、ワークショップを行いました。

今回は、ダリー語(アフガニスタンの公用語)の通訳が入って講義をするとのことでした。
またアフガニスタンは、女性が外で働けないという社会情勢から、受講者は男性の政府関係者で、主に農業関係に携わっている方が多いだろうと関係者一同考えていました。

しかしいざ蓋を開けてみると、女性の「ホームカフェ経営者」が多く、なんと男女比が半々だったのです。英語を話せる方も多く、ヒジャブを巻いている方もいない。
ホームカフェとは、「自由な空間である」カフェで、男女問わず若者たちも安全に、社会的に交流できる場所。素晴らしい女性起業家ばかりだったのです。

ご興味がある方は、New York Timesのアフガニスタンのカフェについての記事をご覧ください

当初は、農業イノベーションについての講義を予定していましたが、内容も途中で一部変更しました。
オランダの大学で撮影した “Why did she choose to be a farmer?” をご覧いただきディスカッションをしたり、それぞれが事業で取り組んでいるイノベーションについて共有し、その普及方法を皆で考えました。

今回は講師の身でありながら、たくさん学ばせていただきました。

アフガニスタンの人がSNSに女性の写真を掲載しないのは、宗教的な背景で載せない人もいる(女性を隠すとう意味で)そうですが、実は写真を悪用(婚活サイトのような所に勝手に使われたり)されることが多いので、リスクマネージメントとして載せていないor鍵付きで載せているそうです。

一つのトピックに対しても、参加者の意見がそれぞれ異なることも印象的でした。

メディアで報道されているアフガニスタンのイメージとはかけ離れており、彼らは「ここにいる私たちもまた、アフガニスタンの実情です。メディアに作られたイメージに惑わされないで」と言っていました。メディアに関わっているのに、、、恥ずかしい!

そしてこの情勢で、女性起業家として奮闘している女性研修生たち、それを理解し応援している男性研修生たち。I am proud of them!!!!

写真は2016年International Women’s Dayのフォトブースにて。インドネシア、ブータンの友人たちと