「FOOD & BABY 世界の赤ちゃんとたべもの」展 ご来場頂きましてありがとうございました。


【2019年2月9日〜24日】
浜松市ギャラリーあさんで開催された「FOOD & BABY 世界の赤ちゃんとたべもの」展に、足をお運び頂きましてありがとうございました。そして、御礼が遅くなりまして申し訳ございません。

・・というのも息子が体調を崩しておりました。体調が悪いこともあり、食べものを嫌がる日々。
そんな時、インタビューで世界各国のお母さん、お父さんたちに共有していただいた言葉や、ストーリーに随分助けられました。

「メディア」はマスメディアのみではなく「人に情報を伝える媒体」のことを言います。
私は普段、農業雑誌への執筆や、農業イノベーション関連の講演・ワークショップや、新しい技術の普及ための活動などをしています。これらもすべてメディアですが「展示を通じて情報を伝える」という手法もメディアなのです。

ただ今回は「数字や科学的根拠に基づく情報の提供」をしたかったわけではありません。実際に子育てをしている世界のお母さん、お父さんにパーソナルな離乳食の話をしてもらいました。その中で見えてくる「子育て、食文化、社会、考え方」をデザインを使って、どなたにもわかりやすく、おもしろく、見た瞬間スッと入ってくるような展示を目指しました。人の言葉やストーリー、写真、イラスト、フィルムには強いメッセージがあります。それをどのように見せればいいのか・・デザイン・展示構成を担当して頂いたデザイナーの小粥千寿さんなしでは、この展示会は開催できませんでした。ワガママを言い続け、これもあれもと言ってしまい何度も悩ませてしまったのではないかと思います。

離乳食に関してモヤモヤを感じている方たちが、数字での理解や、日本のお母さんたちの意見、専門家の意見では晴れなかった気持ちが、この展示会で「全く違う考え方を持った方たち」の個々の考え方を知り、少しでも”discursive space(まあいいや、と思える心の空間)”を作ってもらえたなら嬉しいです。(実際にもご意見を頂いて嬉しい限りでした)

また展示にお越し頂いた方とのお話や、アンケートでのご意見で、教育・保育、食、他の国の人との付き合い方、情報の取り扱いなどに関する問題提起をして頂いたり、全く離乳食とは異なる分野で生活のヒントを得て頂いたことも大変嬉しく思いました。

アンケートでも「もっと多くの方に見てもらいたい」「本が欲しい」など嬉しいお言葉をたくさん頂きました。
少しずつですが、図録の作成や巡回展の準備も進めていきたいと思います。

インタビューにご協力頂いた皆様、フライヤーの設置や告知、設営・運営にご協力頂いた皆様ありがとうございました!そして小粥さん、天野さん、お二人とプロジェクトを進めることができ大変楽しく、勉強になりました。改めてありがとうございました!!

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